【午後のロードショー】『バラキ』を鑑賞しました
いい車を転がしてマブいスケを抱きてぇ、よっしゃあヤクザもんやるか。いや、カタギの癖して極道の真似事はよくねぇよな。蝉は哭く、チクショウと。
ポスターが渋い。格好良すぎるだろ。
「バラキ(The Valachi Papers)」 1972年イタリア、フランス合作。
チャールズ・ブロンソン主演。
ポスターの右下にもあるが、実話ベースらしいっすよ。歴史ドラマであって、グッドフェローズとかゴッドファーザーみてぇなフィクションなんざメじゃねぇってな骨太作品。構成員にぶっ飛ばされるのが怖くて、メインの実在人物が獄中死するまで何もできなかったってな背景まである。日本でも山口組でそんな本が出て映画化されるってんなら、そりゃあ面白いだろうな。みたいに決まってる。そんなの出たらアウトレイジなんか相手にならねぇよな。
ヤクザとかマフィアってなぁ大変だよな。会社員より辛そうだ。今は構成員(なり手?)が減ってるってんで大変そうだな。まぁ彼らが必要悪かは知らんけどね。愚連隊みたいなのも出てくる元気じゃねぇ社会だ。日本も疲れっちまったな。それが良いことなのか悪いことなのかは知らない。イタリアやアメリカのマフィアってなどうなんだろうな?割とギャングスタは多い気がするけど、マフィアってなるとまた話は別なんじゃなかろうかね。
裏切った構成員が、粛清されずにボスより長生きするのは面白いな。それも実話か。まいったね、官側もやる時はやるじゃないか。だいたい、刑務官も買収されて殺されそうなもんだが、半年とは言え「やつより長生きさせる」っつー目標は守った訳だ。格好いいぞ。
でもぼーっとしてたからかな、ポスターのシーンはわからなかった。