ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『OK牧場の決斗』を鑑賞しました

ゆっくりとまわり続けた12月の空気が止まる気配は無い。学校は終業式を迎えたのか街は学生で溢れかえっている。疲弊した人たちの休日。灰色だ。怒張した欲望型のビルヂングはトゥームストーンだったかも知れない。誰の名前が刻んであるのか。

電車はインフラとして破綻したままピストン輸送を繰り返す。ゆっくりと行ったりきたりする鉄の張型。俺たちは精子なのかも知れない。家が金玉袋なら会社は卵子なのか。社会は俺たちを何度妊娠するのだろう。俺たちが社会をダメにしたんじゃない。ダメな社会が俺たちを産んだんだ。

 

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OK牧場の決斗(Gunfight at the O.K.Corral)」1957年アメリカ。

全員クズ。

西部劇の悪党、割と権力に屈する傾向にあるのですごく雑魚っぽいな、くらいの感想しかでない。西部劇はそんなに好きじゃないのかも知れない。何が嫌いかより何が好きかを語れと言われても、好きじゃないものは好きじゃ無い。西部劇の連中は清潔感が無い。だからまとめて風呂に放り込みたくなる。「洗ってみろ」信長かよ。洗ってあればいい。商売女だって洗ってあるから大丈夫だ。

「弟が殺されたんだ」「どうで死ぬんだ、たった一人の友達の為に死にたい」「俺たちは出会ったのが間違っていたのさ」銃、銃、銃。日本も銃社会になればいいのに。セクハラ野郎に8年越しの復讐をする必要が無い。その場で射殺しちまえばいいんだ。ムカついたら殺せ。ムカつかせたら殺されると言う覚悟を持たせなきゃならねぇ。悪いのは人間だ、銃は悪くない。そうだろ。

 

ゴーポスタル、それでも復讐すらまともにできないクズどもがいる。ゴーポスタル、狂ってたってイカれてなくなって世界はハナから歪んでいるんだ。俺たちは無人在来線型爆弾に乗り込んで職場を爆破する夢を見続ける。何度も繰り返す。いや、一度切りの夢が終わっていないだけかも知れない。