ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『ボビーZ』を鑑賞しました

初めてなんじゃないかってくらいの収納欲。部屋が片付いていく。ゴミ溜めのような部屋だったが、少しずつ綺麗になっていく。ただ荷物の向きが揃えられているだけで雑然と積まれた書籍。やれやれ、もう着ない服は捨てられても本は捨てられないな。精々が雑誌を縛って捨てるくらいだ。部屋を片付けていくと、この数年ものあいだ俺は何をしていたんだって思うよ。何が足りなかったのか、それは俺にもわからない。ただ、人間に戻っていく気がしている。今までが何だったのかはわからない。

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伝説の男が戻ってくる。

2017/12/6放送 午後のロードショーボビーZ(The death and life of Bobby Z)

2007年アメリカ。

ダッセェ名前だよな。Zett is deadって感じだ。Zって日本的な名前だと竜とかそこらへんになるんだろうか。まぁ俺も危うく「竜」と書いてリョーと読む人生になるところだったらしい、名前負けも甚だしいから本当に良かったよ。まぁ別に名前なんて何だっていいんだがな。竜って名前がダサい訳じゃねぇ。

 

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重要人物の替え玉映画、なんかちょっと前にも見たなぁ。誰かに似ている、と言うのは目の前の本人には失礼な話だよな。有名人ならまだしも、ってのも変な話だ。一般人男性と結婚、基本的には一般人じゃねぇし。映画なんかだと囚人みたいなロクな人権のない奴だったしする。今回もそうだ。そうはなりたくねぇもんだが、じゃあ今現在に俺の人権がどうなってんだかってな基本的状況を把握できてるかは怪しいもんだ。

 

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回し続けるとマッチョになる機械。北斗の拳世界では発電などにも使用されますが、あまり発電効率は良くないようです。割と強引だけど、それなりに説得力がある気もする。アメリカ映画に出てくる悪党、小さな頃から悪ガキで15で刑務所入れられたりしてる。アメリカの刑務所は身体を鍛えられるし、基本的に喧嘩が強い。ナチュラルに三角絞めを繰り出したりする。どのたいみんぐで特殊コマンドを入力したらいいんだ。

 

元クソ不良の囚人が替え玉ライフを送ることで人間らしさを取り戻していく、と言う話なんだけどそのクソ囚人が割と優しいのがなんか納得いかねぇ。捨て犬に餌をやる不良かよ、その感覚はアメリカにもあんのかな。いや、宗教的なもんすかね。子供は見捨てるべからず。ケンシロウはそれで勝てないと宣言されてますけど。

 

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生活とは金であり暴力でありルッキズムであり、それらの余裕だ。悪人は環境が作るんだ。最後は替え玉コメディーらしく、厭な奴らには全員死んでもらおう。ファッケムオー。パーフェクト擬似家族、まるでヤクザの世界だと思ったが全員ヤクザ者だったわ。なら問題ナシ。

 

替え玉成り上りで俺が思いつくのは、「哭きの竜」と言う漫画だ。桜道会と言う極道組織があり、その親玉である石川喬と言う男が襲撃されて死ぬ。だが当然ながら、政治的に死なれると非常にまずい訳だ。石川の部下である外田のおじさんは、石川喬に似ているチンピラ、三上真也を探し出して替え玉に据える。石川は真実を知っている人間たち全員をぶっ殺していくが、竜は殺せなかった。

哭きの竜、徹底して女がヒロインとして機能していないのがすごく良い。石川が盃を貰うシーンと、竜の女が待っているシーンくらいで、他に女が女として入る余地はない。徹底した硬派ぶり。それに比べて海外のマフィアども、女だなんだと騒ぎすぎなんだ。YAKUZAを見習え。

YAKUZAを見習え、と言って極道が白人とか黒人とかモンゴル人が増えて言ったらそれもそれでいやだなぁと思ってしまう。相撲協会の話じゃないぞ。最近はヤクザのなり手(笑)が少なくて困っているらしいが、アメリカじゃどうなんすかね。貧困層は常にそっちに流入してるイメージがある。それってのはつまり、まぁ日本がうまく隠せているかシステムがそれなりに作動しているかってなのかな。アメリカのシステムは網の目が粗にして漏らしちまうのかな。

 

とにもかくにも擬似家族。頑張って生きましょう。