ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『ネバー・サレンダー〜肉弾凶器〜』を鑑賞しました

また身体が大きくなった。前と違って自覚は無かった。確かに12月は油断しきった食生活だったし、年末年始は休まずにラーメンを食い続けた。参ったな、そしてなかなか減りゃしねぇ。全く、やれやれだぜ。デブるのはこんなにも簡単で楽しいのに、絞るのはなぜこんなにも難しく苦しいのだ。ラーメンを食べたいし、マクドナルドのチーズバーガーを食べたい。なんか1日で2000kcal以上を摂取するとタマキンに激痛が走るとか言う仕組みになれば過剰摂取を抑制できるのに。または改造DNAを自分の腕に打ち込んだ科学者、あの人が成功すればいいのにな。あれこそ人類の願った幸福だ。

 

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ネバー・サレンダー〜肉弾凶器〜(The Marine)」2006年アメリカ。

WWEフィルム、つまりアメリカンプロレス映画。

どういうセンスでこのタイトルになったのか、実にバカっぽくていい。このくらいの映画なら吹き替えじゃなくても見てて大丈夫だ。さっきのみたいだと、専門用語ってか日常使いしない単語が多くて嫌んなるんだよな。

 

割と気合いの入ったカースタントを見せるのが意外と凄い。まぁ無限に銃弾食らっても止まらないのはウケるけどな。しかしアメリカ人の海兵隊信仰ってのは凄まじいな。それだけ厳しい訓練を積んでいて強いって事なんだろうけど。強くなければならない、最強の幻影を背負い続けるのも大変だ。そりゃあホーガンもドゥウェインも病むよな。虚ろの王、と言う感じだ。それこそトランプなんてのはそうかも知れない。トランプはともかく、ホーガンやドゥウェインを見ていれば筋肉で鬱が改善するなんてのは嘘だって分かるよな。そういう場合もあるってだけの話だ。万能薬の訳が無い。

 

とにかく、この映画は肉弾凶器って言うけど基本的にカースタントだと思うんだ。苦痛に耐える為に筋肉がある。爆発からの脱出や、車に乗ったまま建物に突っ込んだり、巨大なハンマーで殴られたりする。筋肉とは耐える為のものだ。耐え抜く事が闘争の本質であって、打ち破る事はその副次的な産物に過ぎない。

当然、耐える上でムカつきが発生する。俺は素直にムカついて上席者とも喧嘩をする。売り言葉に買い言葉だ。だから俺には心の筋肉が足りない。耐えられない。今年は頑張って心の筋肉をつけていきたいなと思う。それは上手くやる為じゃない。耐えて耐え抜いてぶっ殺す為だ。この映画みたいにね。