ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『バーティカルターゲット〜大統領狙撃計画〜』を鑑賞しました

本日のインターネットでは「女性専用の街」がホットなワードになっております。いいですねぇ、是非ともやって頂きたい。目指せ女だけのシーランド公国。法整備から何まで是非とも女性たちだけでやって欲しい。ワンダーウーマンの世界ってどうなってましたっけ?女性政治家を女性暗殺者がヤッちまうみたいなの、面白いって絶対。女の中の女、出てこいや!!

 

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バーティカルターゲット〜大統領狙撃計画〜(First Target)」2000年アメリカ。

あまり見たことがない俳優さん達ばっかだなァと思っていました。

調べるまで気づかなかったんですが、主演の女優さんってキルビルのエルドライバーさんだったんですね。

 

ビフォアー911、まだ撮影時店では99年のクリントン政権時じゃないでしょうか。コロンバインもこの年ですが、現段階では影響していなさそうです。ブッシュ政権時は弱くて間抜けな大統領と言う描かれ方が多かった気がしますが、まだそう言う感じでもないですね。強くて頭がいい、みたいなのでも無いですけど。大変ですね、合衆国大統領も。トランプになってから、どんな大統領像が出るんでしょ。最近の洋画で大統領が出てくるの見てないです。どうなっているんでしょうか。

 

大統領を守る、それが合衆国を守るって事とイコールなのはずっと昔からで、だからこそ今だってどんな大統領であろうと守らねばならんと言う話ですよね。どんな大統領であれ彼がアメリカな訳です。

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無駄ヅモにこんなコマがありましたが、まさにそう言う事ですよね。

 

ところでこの映画、割どドラマに重点は置かれていてアクション性は非常に薄いです。また犯人側もサクサク出てくるのでサスペンス性も薄い。さらにハッキングと言うがコンピューター技術に関しての描写、あえてのクソコラみたいな感じになってたりして、そこらへんの偏見と言うか「ギークにそんなセンスを持たせない」感じが時代を感じさせますね。(単に幼稚っぽい方が却って怖い、みたいな演出でしょうか?)また、ハッカーがケーブルカーのコンピューターをハッキングするんですけど、まぁそこらへんの描写は相変わらずだなぁと思います。ネットに繋がってなさそうなもの、繋がってちゃダメなものが繋がってるのはいつもの事ですね。

 

この面白さ、と言うのがそのドラマ部分に該当するんでしょうか。大統領警護の要職に就く女性の、仕事と私生活のバランスみたいな話でもあります。おそらく凄い低予算映画なので、そう言う方向に話を振ったんだろうなと言う感じです。携帯電話、電子端末に時代を感じるのは未来人的楽しみ方だと思いますが、今後もそれは続くでしょう。いつかiPhoneみたいな端末を笑う日が来るんでしょうな。

 

粗末な作りのケーブルカー、注意力の無い女性暗殺者、雑な部は色々ありますが暗殺のクライマックスシーンは良いカット編集ができていると思います。カットバックで緊張感を持たせています。当然っちゃ当然なのですが、編集ってこれだよなと言う感じです。って言うか見所がそれくらいで、凄く午後ローっぽい映画でした。そういう意味では非常に当たりでした。