ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『ゲットバック〜人質奪還〜』を鑑賞しました

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ゲットバック〜人質奪還〜 (Eliminators)」2016年 米英合作

ジェームズ・ナン監督、スコッド・スアキンズ主演。

 

低温調理されてるみたいな、いや炊飯器で保温されてるような脳味噌のアルファ化が進まないダメな映画を期待して見ていたら割と良くできた映画だった。あんまり知らない俳優だけど、格闘じゃ銃撃戦のアクションは格好良くできてた。ソバットが綺麗なのは難しいよね。主演のスコット・アドキンズってあんま知らなかったけど、ダニーザドッグとかエクスペンダブルズ2にも出てたのね。道理でアクション綺麗な訳だ。

ストーリーは凡庸で光るものは何も無いんだけど、とにかくアクションがビシっとしてる。バク宙ドロップキックは格好いいし、カット割や編集もビシっとしてるのでダレずに見やすい。味はともかく、カリカリさで食わせる鳥の唐揚げみたいだ。

 

全然違う話をする。世の中には俺のわからん「食に対するこだわり」を持った人間が居て、例えば「白いご飯が汚れるのがいやで、卵かけご飯とか無理」と言う人間がいたし「唐揚げはカリッカリでなくちゃダメだ、それをヅケにしたチキン南蛮なんてありえない」と言う人間もいた。かくいう俺も「ポテトサラダは冷たい方が旨い」と思ってる人間だが食えない程じゃないし吐くほどでもない。強い拘りは死を招くのだ。

 

しかしまぁ、ずっと同じ相手(スチュアート・ベネット)と戦うってのはなぁ退屈だな。格闘は良いんだけどね。飽きちゃう。ソースでも喰いたいし、醤油でも喰いたいし、ポン酢でも喰いたいし、明太子マヨでも喰いたいじゃないの。個性の強いザコといっぱい戦うのもどうかと思うけどさ。

そして全体的な華の無さ。まさに午後ロー、と言う感じがして非常に良い。アクションを褒めたけど映画館で見てたら酷評してると思う。それでも平均的午後ローアクションよりはかなりビシっとしてるよな。言うほど悪くないと思う。無駄なロマンス、足を引っ張るキャラがいないなどしてイラつく事もないし、そこらへんはプラス評価していいと思う。シンゴジの時にもそんな話になったけど、やっぱあぁ言う足引っ張り系のキャラって存在事態にストレス感じるよな。余裕がないのは良くないんだけどさ。

 

そう言う訳で、油断してたら割といいパンチが飛んできて嬉しかったです。