【午後のロードショー】『スネーク・フライト』を鑑賞しました
2018年2月21日放送
『スネーク・フライト(Snaked on a Plane)』2006年アメリカ。
サミュエル・L・「誰かあのマザファカにモノホンのガンファイトを教えてやれ」ジャクソン主演。
この映画は間違いなく傑作であり、その理由は開始５分以内に人死にが出るからである。まず死ぬなり誘拐されるなり、何かないと退屈で仕方ない。だがこの映画は即座に暴力と死を提供する。満足度の高いイントロだ。
そしてキャラがビンビンにおっ勃ったキャラクター達。強い味がぶつかり合う地獄絵図のような盛り合わせ。何より目撃者を殺すのに、輸送機（民間機だ）に大量の蛇を載せると言う意味不明さ。俺は何を喰わされているのか分からないが、旨い。間違いない。こいつは旨い。
何より多種多様な蛇、ヘビ、へび。ルパン三世の「ポンペイの秘宝と毒蛇」でも見てるのかと思うくらいの種類が出る。君は何種類当てられるかな？と言う感じだ。トイレで営んでいればどこぞから出てきて合体したまま殺されるカップル！ションベン垂れてりゃイチモツを噛みつかれる男！
しかし人間だって黙っちゃいねぇ。蛇を踏み、殴り、備え付けの電子レンジで爆殺する。荷物でバリ封して消化器で、割った瓶で殺してやる！手斧で一刀両断だぜ！だがしかし機長もパイロットも殺された俺たちは……。
特に何かを暗喩してるとかはなくて、単純にパニックホラーアクションだと思うんだ。ジャケ写もWHOのロゴみたいになってっけど全く関係が無いし。低予算さを感じさせない頑張りを見せるので凄い良い。
パーフェクトなB級パニックホラーアクションに必要な中だるみも完璧に備えている。いいぞ、これは最高だ。カウチポテトしながら最高の蛇を楽しもうぜ。お決まりの「お客様の中に飛行機を操縦できる方はいらっしゃいますか！」が入り、プッツンしたサム・マザファカ・ジャクソンは飛行機に穴をぶち開けて蛇を振り落とす作戦に出る！狂ってやがるぜ！！リアルなガンファイトを知ってるマザファカは窓を撃ちぬいて穴を開ける！！荒れ狂う風に捕まって耐える様はさながらツイスターをやり過ごすイカレ野郎どもだ！！そしてゲームでならやったことがあるぜと飛行機を操縦するブラザー、いいぞ、ギャグ映画になってきた。最高だぜ！最高の中の最高だ！！
マジで割と面白かったよ。意外だ、期待してなかっただけにピリっときたぜ。
