ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『96時間リベンジ』を鑑賞しました

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2018年2月26日放送

午後のロードショー96時間リベンジ(Taken2)』2012年フランス。

リーアム・ニーソン主演。今週はリーアム祭りらしい。アンノウンは前に見たのでパス。これは割と最近の映画なのね。それでも6年前だけど。

 

海外映画にはよく別れた夫婦が出てくるし、親権は母親が持っていて親父は情けない顔を下げて会いに来たり、その約束をすっぽかして酷く落ち込んだりする。この映画でもリーアム兄さんは元CIA職員でる能力を存分に活かして、娘の彼氏と言う男の家だって3秒くらいで見つけるし、それが娘にバレて詰られたりする。193cmのリーアム兄さんが小さくなったり大きくなったりする。娘を持つと言うのは大変だなぁ。彼女のお父さんがリーアム兄さんでも厭だなぁ。そんなリーアム兄さんが過去にやった仕事のツケ(逆恨み)を支払わされてしまい、ムカついたので全員ぶっ殺すと言う話です。

 

数日前に見たスネーク・フライトと違ってなかなか人が死なないし、バイオレンスの頻度も低い。敵さんのそれも逆恨みだしなぁ。前半は娘が頑張ってパパを助ける、後半は元嫁DAKKANに失敗してブチ切れたリーアム兄さんが敵を皆殺しにするんだけど、やっぱ前半の速度が足りねぇんだよな。真ん中のカーアクションはスピード感もあって十分な満足感があるんだ。これを前半に持ってきてくれねぇかな……いや無理か。脚本ってのは難しい。セットアップと速度、面白さんなんてのをバランスよく詰め込めって、そんな方程式がありゃ誰もクロウはしないわな。

 

この映画の一番格好いいところは、クライマックスらへんでやる「銃を持った人間同士の至近距離クロスカウンター」ですかね。何も当たりませんが、見た目は格好いいです。でもその敵も組織の中で強いんだか弱いんだか背景が分からんので感情移入が何もできない。味の奥行きが無いのは残念ですわ。

なんか色々と物足りない映画っすね。午後ローってことで良しとするか、リーアム兄さんに期待した分ちょっと薄味じゃないっすか?と思うかは分かれそう。俺は後者です。