ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『レッド・オクトーバーを追え!』を鑑賞しました

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2018年3月16日放送

レッド・オクトーバーを追え!(The hunto for Red October)』1990年アメリカ。

ショーン・コネリー

 

ソ連からアメリカに亡命を試みる潜水艦乗りのハードボイルドな小説が原作。どうでもいいが、ガキの頃は「レッドオクトパスを追え」だと思ってた、ヨーソロー。

海の上ですら異常空間だと思っているが、それがさらに海の中だってんだから超異常空間だよな。狭いし、こいつらのストレス耐性はどうなってんだ?日の光も浴びられない、新鮮な空気もない、風もない、あるのは水ばかりだ。考えただけでゲロを吐きそうだ。見た目は格好いいけど乗りたいとは思わないな。

 

これ時代的にそういう時代だってのは分かるんだが、ソ連からアメリカに亡命したいっていう話はロシアからしたら「アァーン?!」と言う話なんじゃないの。まぁソ連の連中がメリケンの映画なんざ見る事はねぇんだろう、と言う事なのかな。

あれか、北朝鮮が日本人兵士が亡命してくる映画作るようなもんか。そりゃ見ないよな、あそこの文明開化でもなけりゃまず無理だ。いや見てみたい気もするが、ネタとか当たり屋的な感覚だ。あまり褒められた態度じゃねぇか。

 

劇中で刺激を与えるのは「ソ連の乗組員にKGB工作員がいる」と言うとこだ。ソ連の亡命をなんとなく察するアメリカCIAのアナリストも狂ってるが、現場は実際にそういうものなのかも知れない。いつだって狂った奴がいて、そいつが何かを見ているんだ。そういうもんだ。狂った奴が狂ってるとは限らない。

基本的に人が死なないのにクソ緊張度の高い物語で、男度合いもゴリゴリにムサ苦しいのが心地よい。「艦長、モンタナを見たかったです」って泣けるセリフだよな。その復讐にアメリカの銃を渡すのも格好いい。

 

この魚雷とかデコイとかどこまでリアルなんだろうな。近すぎて爆破させるとこっちも危ない、と言う距離があったりして、またそれも面白いよなぁ。ミサイルとか実弾と違って、ちょっとゆっくりな訳じゃんか。こっちも向かえばセーフティーロック解除前にぶつかって無効化できるとか、マジで意味ワカンねぇ!と思いました。潜水艦は格好いいですね。感想がペラペラ!!