ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

おでかけしましょう、面倒くさがらないで。

同僚に借りたB'zの渚園ライブDVDを見ている夜中があった。

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かつて中高生だった頃に僕はB'zが大好きだった。今はあまり聞いていない。聞かなくなった理由はよく覚えていないけど、たぶんB'zよりブルーハーツが心の支えに成ったからだと思う。

役立たずと罵られて、最低と人に言われて、要領よく演技できず、愛想笑いも作れない。死んじまえと罵られて、この馬鹿と人に言われて、うまい具合に世の中とやって行くことができない。そんな音楽だけが俺を支えてくれた。終わらないロックだけが心の支えだった。

 

B'zは心の支えにならなかった。むしろ僕の人生に於いて害悪だったのでは無いだろうか。僕の気持ち悪さはB'zの稲葉浩志が、彼の世界観が大枠を作ったと言って差し支えないんじゃ無いか。それくらい僕はB'zに影響を受けた。僕はB'zが大好きだった。必死こいて中古屋を駆け回って、当時出ていたアルバム全てを買い揃えたし、お昼ご飯は水だったりした。

 

僕はB'zが、と言うよりは稲葉浩志の世界が好きだった。

 

B'zの歌、稲葉浩志の世界。

僕は思う、バーミリオンは今すぐにB'zの音源を18禁にするべきだ。あれは童貞が聞いて良い音楽じゃ無い。酒や煙草と同じように、未成年禁止にしたっていいくらいだ。

湿度の高い、好きな女の子の書いた文字で勃起してるような感覚。それは大人にだけ許される世界観であって、童貞がしていい勃起じゃないんだ。ちょっとばかり粘度の高い告白、それは男前だからハックできるクソ恋愛ドライヴであって、クソ童貞がどうにか出来るもんじゃない。そんなことに最近になって気がついた。俺はバーミリオンかビーイングを訴えればいいんだろうか。

気がついたところで鏡を覗いてみりゃ昔と変わらん、same all 童貞。朝までシコってる、シコってる、シコってる悲しいね、アハハハハハハ。

 

 

 

変になってしまったのはどうしようもない。zeroにはなれない。

どうしたって時は戻らない。俺はキモいままだ。キモカネだ。

でも、ニール・ダイアモンドの「girl, you will be woman soon」はもっとキモい。

俺は泣いてしまうくらい気持ちがわかるよ、と思うけれどキモい。

 

一昨日食ったミートソースのゲロが跳ねた跡が残ってる汗臭いシャツとイカくせぇ部屋、グシャグシャのまま湿った布団。換気してねぇ埃っぽい部屋、あぁうんざりする。わかるよ、だからまずはシャワーを浴びて服を着替えよう。窓を開けて布団を干そう。そうしたら飯を食いに、おでかけしましょう、面倒くさがらないで。

 

あぁ、girlはwomanになり、womanはbitchになる。ladyかも知れない。でもそうだよな、お前は遠くに行ってしまう。人生はクソだ。戦う価値があるのかすら不明だ。人生はクソだ。お前の気持ちはわかるよ、痛いくらいにわかる。辛いよな、世界を呪おう。人生はクソだ、お前らは不幸になってくれたらそれでいい。それくらい世界を愛してるんだ。わかるか。わからないよな、どうでもいいけど、人生はクソだ。

 

 

 

好きな女が恋をした。

彼は寂しそうに笑った。

寝る時に見上げた天井が降ってくるんだ。

彼は寂しそうに笑った。

俺も5時間で目が覚める様になってしまった。もう少ししたら俺も寝る時に天井が降ってくる様になるかも知れない。彼は女の指を舐めたとかジジィを殴ったとかで捕まった。俺ももう少ししたら誰かを殺してしまうかも知れない。留置所でも天井は降ってくるだろうか。