【午後のロードショー】『暗殺者』を鑑賞しました
「暗殺者(Assasins)」1995年アメリカ
監督のリチャード・ドナーは意識してなかったけど見た作品少なくないわ。
テクノロジーの過渡期、デジタルとアナログの狭間。バンデラスの存在で画面の温度が3度くらい上がる暑苦しさ。イエー、真夏のカリブだぜ。暗殺者たちの午後。真夏の白昼夢。面白いかと聞かれると微妙なんだけど、スタローンとバンデラスは午後ロー好きとしては嬉しいよなぁ。ジュリアン・ムーアはまぁどうでもいいとしてさ。
世界を救うとかそういう規模じゃなくて、巨大組織を壊滅させるんでもなくて、でも倉庫で戦う訳じゃない、なんか適切な距離感で実際にやってる感じのある話なんだよな。それが個人的には面白い。95年あたりってアクション映画のピークをちょっと過ぎたあたりな気がする(調べてない)し、ジョジョの4部もそんな感じだったから「そのくらいの規模、距離感」って言う流れでもあったんだろうか。いやジョジョはずっとそうか。隣近所の闘争。俺たちはそれを知らない。自由人の狂想曲、自転車に乗って仕事にいくぞ。
戦うのは雨の中でも夜でもなく、真夏の昼間の廃ホテルってのが良いのかも知れない。テキサスで青空の下、チェーンソーを振り回すレザーフェイスにも似た爽快感。健全さがある。いいぞ、やろう。そういう気分になる。戦うのは昼間でなけりゃならない。そうだよな。ドラゴンボールだって夜間戦闘は少ないんだ。夜は寝よう。俺だって朝早くから働くために真夜中に起きて映画なんか見てる場合じゃないんだ。セックスだって昼間にするもので、やっぱり夜は寝るものなんだ。そうだろう。知らんけど。
特に言いたいことは無いです。見て損はしないけど得もしません。