ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『紀元前1万年前』を鑑賞しました

去年と言う日々は水平に流れていった。新しい日は垂直にやってくる訳じゃない。そんな事を考えながら、つゆに浮かんだネギを数えていたらもう新しい日だ。いや、既にネギは干からびているし、つゆだって器には残っちゃいない。器なんてのはそもそも存在していなかったのかも知れない。それでも午後ローは存在する。俺と言う網膜と摩擦していく。

 

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紀元前1万年(BC10000)」2008年アメリカ。

もう10年前になるのか。見た事はないが、告知を見た記憶はある。

 

デンデラとマッドマックスを足して2で割ったらこうなるんじゃねぇの。なんかイャンクックみたいな鳥も出てくる!竹ランスでパツイチ!!これがリアルモンハンだぜ!!みたいなテンションの映画なんだけど、時折、急にナレーションが挿入されるので俺は観客としてどこに存在していいかわからない。

文明レベルだとかってのは気にしなくていいんだろうけど、これらはどういう設定なんだろうな。亜旧石器時代の文明ってどうなってんだろ。シャワーはないだろうけどさ。気になるよな。

 

こういうやつ見てると、自分が極度の近眼だからまず無双できねぇなと思う。目が見えないの、自然界に於いて淘汰されるべき存在の先鋒だからな。おまけに腕力もねぇし知力もねぇ。ベニテングダケを食っちゃダメなのは奴らだって知ってるだろう。そして無双したところでハンバーガーが食える訳でもない。

塩と脂でドーピングしなけりゃ生きていけないのに、それが無い世界で生きていくとかどう考えても無理だ。異世界に生きたい奴らの気が知れない。飯が食えなくても死ぬしか無いので、俺の異世界転送はデッドエンドルートしか見えない。

 

飯、というか味覚はどうも重要な話でもあるみたいだ。笑いのツボ、セックスの相性、そして味覚の近似値。別に毎週一緒に家系らーめんを食おうとは言わんが、あまりにも味覚が離れているとちょっと苦しいよな。例え吉瀬美智子と付き合えるにしても、刺身にマヨネーズをつけたらちょっと厭だもんね。まぁなんにでも醤油をかけたがる俺が言うことでも無いし、調味料を飲む為に食事をしているような輩が味覚を語るなと言われたらそれまでだ。

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映画は多民族が団結して帝国っぽいのを倒すんだけど、見てる側は完全に友達の学校の学園祭に参加してる気分になる。でもまぁ、その文化祭に吉瀬美智子がいるなら何度だって焼きそばを食べるよ。