ごめんねハイデッガー

ハイデガーが読み勧められないので、他の本を先に読みます

【午後のロードショー】『シャドー・チェイサー』を鑑賞しました

間接照明だけだった寝室に蛍光灯が届いた。これで寝室でも本や漫画が読める。オシャレぶっちゃいたが酷く不便だったのが事実だ。部屋の模様替えももう少し進めていいかも知れない。今の部屋に越して何年になる?もう5年近くってところだと思うが、まだ部屋はゴミ溜めの様なままだ。俺には箱が必要だ。なんでも放り込める箱だ。それを持たないばかりに部屋は散らかったままだ。

 

f:id:just-like-a-rainbow-in-the-dark:20180114151007j:plain

2017年12月5日放送「シャドー・チェイサー(The Cold Light of Day)」2012年アメリカ

 

親父が大使館関係の仕事じゃなくてCIAの諜報員だったらどうしよう。特に何も訓練されていないので家族に何かあっても俺にできる事は何もないぞ。そんな事を考えながら見ていた。アメリカ人は喧嘩が強い。銃器の扱いもイケる。共和党員だからかな?

この映画のキモは旅行先でモメるってとこだ。言語の通じない国でトラブるのだけは勘弁願いたい。共和党員だとスペイン語が喋れないからな。でも売国奴をやっつけるためならモサドとだって組むぜ。共和党員だからな。

主人公は優しいピープルに助けられて目的を達成していく。それは人生なのかも知れない。助けてくれ、そう言える人間はきっと成功する。助けてくれた奴を助けない奴は生き残る。俺は助けてくれない奴を助けて死ぬタイプだろう。だから現場からは逃げるよ。俺は共和党員じゃない。

 

何かを達成する為に全てを利用する、というエゴを肯定できる人間とできない人間がいる。俺はあまり出来ない方だ。ならば俺が損をしよう。なぜなら俺には価値が無いからだ。俺に価値があるならば俺が助けを求めるまでもなく俺は救われる。そう思って気づいたら、俺は助けて欲しい時にも助けてくれと言えなくなってしまった。声がでない。手が伸びない。大丈夫、何とかなる。何ともならなければ死ぬだけだ。

大丈夫か。そう聞くのも馬鹿馬鹿しいよな。どうせ答えは決まってる。大丈夫だ。そう言うだろう。大丈夫じゃないなら誰も何も聞かないで助けるさ。

 

 

三池崇史監督作品「オーディション」と言うホラー映画がある。主人公が後妻を取ろうかと架空の企画オーディションをする下衆をやって、引っ掛けようと思った女が座敷女レベルのやばい奴だった!みたいな話。そんで結局は割といたぶられた時に偶然にも帰宅した息子に救われるんだけど、その息子が「親父!大丈夫か!」って言うシーンがあるのね。絶対に大丈夫じゃないのよ、ヘルレイザー通ってくらいに鍼灸院で使う鍼がぶっ刺さってるし。あそこは笑っちゃうんだよな。でも俺も大丈夫か、って聞くんだろうな。あなたもきっと聞くでしょ、絶対に大丈夫じゃないのに。

 

察してくれとは言わないが、まぁそれも仕方ねぇ。死ぬ時は死ぬよな。